2018年2月に新居が完成し、生後6ヶ月の娘ちゃんのいる我が家。我ら夫婦と娘ちゃんが川の字で寝ている寝室の暖房として、デロンギ「マルチダイナミックヒーター」を導入しました。
数ある暖房家電の中で、我々のような子育て家庭がこの製品を選んだ理由をご紹介します。
理由1:空気が乾燥しない
これは子育て家庭では大変重要なポイントだと思います。数ある暖房家電の中で、電気代ではエアコン、暖房効率では石油ファンヒーターなどが優れていると思います。しかし、それら温風をまわして部屋を暖めるタイプの暖房器具の弱点は「部屋の空気が乾燥する」ことです。
赤ちゃんや幼児は、我々大人が想像もできないような寝相で、布団をひっぺがし、寝ている間も縦横無尽に転がり回っているかと思います。親としては娘ちゃんが風邪をひかないか心配で、できれば夜中暖房をつけておきたいと考えました。
しかし、温風タイプの暖房では、大人でも乾燥で喉がイガイガして寝起きが不快だったりして苦しいことがありますね。私も冬にホテルに泊まった際にはエアコンで体調を崩してしまうことがしばしばありました。
これが小さな赤ちゃんであればさらに大変です。肌が乾燥して痒くなったり、喉が渇いたり、せっかく寝かしつけた赤ちゃんが暖房が不快で起きてしまったらお父さんお母さんは夜中眠れず悩まされることになります、、、、
マルチダイナミックヒーターは、風にたよらず輻射熱で空気をじんわり直接暖めるタイプの暖房なので、部屋が乾燥せず肌や喉の水分が奪われることがありません。
これは朝方の寝室の温湿度計ですが、快適湿度の60%程度に保たれていました。
上が室内、下が外の気温と湿度です。(この日、外は雨でした)
理由2:空気を汚さない
マルチダイナミックヒーターは温風を出さないので風でホコリやハウスダストを巻き上げたりせず、室内で燃料を燃やすこともないためCO2も発生させません。
部屋の空気がきれいなまま暖かいので換気の必要もありません。
理由3:触っても火傷しにくい安全設計
マルチダイナミックヒーターで熱いと感じるのは、本体上部の網の上くらいです。
デロンギのWEBサイトによると側面の白いカバーは表面温度60℃程度とのことで、我が家は26℃くらいの設定で使っていますが、側面を触った感じでは「ぬるい」程度です。
こんなふうに娘ちゃんが近くで遊んでいても心配いりません。
万が一、少し触ってしまっても短時間では大事には至らないと思いますので安心です。
理由4:運転音がとっても静か
デロンギのWEBサイトでは「ゼロノイズ」とうたっています。
マルチダイナミックヒーターは温風を出さないので、エアコンのような風量調整や、ファンヒーターのような燃焼もなく、それらに伴う騒音もありません。とっても静かに部屋を温めてくれます。赤ちゃんが寝ているなかでも、けたたましい排気音など気にせず強力に稼働させることができます。
運転音の強弱なしでどうやって温度調節しているのかというと、内部に暖房モジュールが複数個あり、室温を細かく感知しながらモジュールごとにON/OFFさせているとのことです。自動のON/OFF制御も、切り替えを全く感じさせない超静音です。実際に1年近く使っていますが、上記のように中で細かく切り替えていることに気づきもしませんでした。
不要なモジュールはOFF状態なので電気代の節約にもなっているとのことです。
理由5:ライバル家電との比較
理由1〜4の条件をみたすような子育て家庭に暖房家電と比べてみます。
床暖房は?
優しい暖房といえばこれですね。能力と機能は文句なしです。
私も自宅を新築する計画段階では、第一候補はこの床暖房でした。デメリットは、導入費用が高額な事でしょうか。新築やリフォームの計画がある場合は導入を検討してもいいかもしれません。私は定期点検等の維持費や、故障した場合の修理費用(床を剥がして修理?)が不安だったので我が家への導入はあきらめました。
種類としては床下に温水を巡らせる温水式と、ホットカーペットのような電気式があるようです。
温水式は、大がかり導入費用が高額ですが電気代は安いようです。しかし、地震など何らかの理由で水漏れが発生した場合、悲惨なことになってしまいそうですね、、、
電気式は、小さな範囲でもスポット的に安価で導入できるのがメリットですが、電気代がお高めです。
オイルヒーターは?
オイルヒーターも、1・2・4の利点は満たしていると思います。デメリットは、温度調整が細かくできないので部屋が暖まるのに時間がかかること、電気代が高くなりがちなことでしょうか?
マルチダイナミックヒーターは、オイルヒーターの進化版と言える製品です。形も似ていますが、オイルヒーターのメリットを全て持っていながらより速く、より低消費電力、より安全に改良されています。(価格も「より高く」なってしまっていることは残念ですが、、、)
マルチダイナミックヒーターの弱点は?
私が使っているなかで感じるデメリットがあります。製品のサイズの問題ですが、適合サイズを超える大きな空間は暖めることができません。
元々、20畳程度の面積で勾配天井になっている我が家のリビングのメイン暖房として、最大サイズの1500W タイプを購入したのですが10~13畳用とのことで、このような大空間で使うにはパワーが足りず寒かったです、、、常に設定温度高めで最大電力となってしまい、電気代もなかなかのものでした。
現在は、10畳弱の寝室で使っており、快適そのものです。1日(就寝1時間前〜起床の12時間くらいの使用)の電気代は90円くらいに収まっています。
子育て世代の寝室にオススメ
いかがでしたか? 部屋が乾燥せず、空気を汚さず、触っても火傷せず、超静音でエコ。オイルヒーターの改良版であるデロンギ・マルチダイナミックヒーターこそ、子育て世代の寝室にぴったりの暖房だと思います。
これで赤ちゃんの冬の夜泣き回数が減ることでしょう!
オマケ:コードのタグ
マルチダイナミックヒーターの隠れた利点は、電源コードについているこのゴムのような素材のタグが、赤ちゃんの大好物なことです。
朝方、娘ちゃんだけ早く目覚めてしまっても、このタグをみつけてしばらくかじっていてくれます(笑)
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