アメリカ・美しきグランドサークルを巡る旅 〜大自然の芸術に圧倒される絶景10選〜

2016年7月末にアメリカ南西部の国立公園密集地域「グランドサークル」を旅してきました。ラスベガスを起点にレンタカーで1週間・移動距離1800kmの大激走。毎日が驚愕の連続だったこの旅で出会った風景をご紹介します。

1:川に浸って大岸壁を見上げるハイキング

The Narrows, Zion national park

ザイオン国立公園にある異色のハイキングルート「The Narrows」
大岸壁に挟まれた川の中をジャブジャブと進んで行く、真夏にぴったりのルートです。1本道で、体力に合わせて引き返せばいいので家族連れも多かったです。上流に雨が降って増水しても逃げ場がないので、入る前にビジターセンターで天気を確認していきましょう。

2:エンジェルスランディングのてっぺんでザイオン渓谷を眺める

Angels Landing, Zion national park

ザイオン国立公園に「天使の舞い降りるところ」というキラキラネームを持つトレイルがあります。そのイメージとは真逆の、絶壁・断崖・岩登りの激しい道のり。鎖をつたってなんとか登りきった先で見られる神々しい風景です。

3:朝日に染まるブライスキャニオン

Bryce Canyon, Utah

グランドサークルの風景は、朝日や夕日で劇的に美しくなります。国立公園内や近くの街に泊まってドラマチックな変化を堪能しましょう。これはブライスキャニオンの展望台のひとつ「インスピレーションポイント」からの眺めです。夜明け前の紫からだんだんとピンクに変わり、最後は暖かい朝日に包まれて金色のようなオレンジ色に染まります。早起き必須です!

4:ブライスキャニオンの底で巨大なフードゥーに囲まれる

Navajo Loop Trail, Bryce Canyon

展望台から見る独特のトゲトゲの景観が有名なブライスキャニオンですが、近づいて見るとその1本1本は恐ろしく大きく、印象が全く変わります。ここはナバホループトレイル(Navajo Loop Trail)にある「Wall Street」と呼ばれる場所。巨大な岩の尖塔「フードゥー」達に囲まれれば、まるで不思議の国に迷い込んでしまったかのような感覚になります。

5:ロードトリップで通り過ぎる風景

Capitol Reef national park

グランドサークルは絶景の宝庫です。目的地間の移動中にも、不意にとてつもない風景に出会えます。レンタカーの旅ならば自分たちの好きなところで寄り道できるので、思う存分絶景を堪能できます。なかなか進めません笑
我々の旅のルートの中でも、特にブライスキャニオンからキャピトルリーフ国立公園に向かうUT12道路(シーニックバイウェイ12)は、砂漠から高地まで変化に富んだ地形を進み、様々な地層の変化から大地の創生を実感する贅沢なドライブが楽しめます。

6:デリケートアーチを足元から見上げる

Delicate Arch, Arches national park

様々なアーチや奇岩が見られるアーチーズ国立公園の中でも、我々が最も心を奪われた美しい風景です。有名なアーチの中にはすでに崩れてしまったものもあり、次に訪れる時には存在しないかもしれない、、、などと考えるとこの旅がとても貴重な時間に思えます。

7:地平線に現れるモニュメント群

Forrest Gump point, Monument valley

モアブからモニュメントバレーに向かった我々の行程での、モニュメントバレー・ファーストビューがここでした。まっすぐにのびる道の先にポツポツと出現するモニュメント群。北東側(メキシカンハット側)からのアプローチで、こんな心踊る風景に出会えます。

8:夕暮れ時のモニュメントバレー

Monument Valley

風と岩の芸術作品・モニュメントバレー。中でも、朝夕の劇的な色彩の変化は必見です。我々の旅では宿泊することはできませんでしたが、この景色を部屋から見られる「The View Hotel」や、ビジターセンター近くのキャンプサイトに泊まって、思う存分滞在を楽しみたいものです。

9:グランドキャニオンのリムに立つ

Grand View Point, Grand Canyon

数々の国立公園の中でも、やはりグランドキャニオンは圧巻です。できるだけ崖に近づけるポイントならばその風景にさらに浸れます。我々が訪れた中では、このグランビューポイント(Grand View Point)の展望台から少し下りたところの、突き出た岩場が最高でした。渓谷のかなり深いところまで見渡せます。

10:グランドキャニオンに飛び込むようなトレイル

South Kaibab Trail, Grand Canyon

グランドキャニオンでは、リムから眺めるだけでなく少しでも谷を下ってみることをおすすめします。谷底まで行くとなるとかなりの時間と体力が必要ですが、この風景はサウスリムから谷底に向かうサウスカイバブトレイルの序盤、ウーアーポイントを過ぎてシーダーリッジに降りる手前の尾根道です。往復3〜4時間程度のハイキングで、リムから見下ろす眺めとは全く異なる世界を見ることができます。

おまけ:グランドキャニオンの星空

Near Mather Point, Grand Canyon

グランドサークルで街を離れ、月も出ていなければ、そこは人工の明かりの全くない闇の世界。個人で行くのは少し怖いですが、グランドキャニオンで星空鑑賞にトライしました。砂漠の夜の冷えた空気の中、美しく「濃い」星空に、見飽きるほどの数の流れ星。貴重な時間でした。

まとめ:絶景の宝庫グランドサークル

Near the Mother Point, Grand Canyon

この旅を振り返ってみれば、見ているのはほぼ岩だけです。

たかが岩、、、それがバラエティ豊かに我々の理解を超え、毎日毎日驚愕の声が絶えない旅となりました。まさに「ど肝をぬかれる」。それがグランドサークルの旅なのです。

Monument valley

[今日のメモ]

・グランドサークルの絶景を360度カメラでも撮影してみました。

・旅の準備のための記事

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NZを歩く旅 day4-1 ルートバーントラック完歩!最後は清らかな水の道 – ayskr.net へ返信する コメントをキャンセル

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