ツールドモンブラン1周の旅、2日目。
Tre la Tete小屋からメインルートに復帰してボンノム峠を目指します。
Contents
峠への登りとバルメ小屋
途中のBalme小屋でひと休みして軽食をいただきます。分厚いハムとチーズのシンプルなサンドイッチです。
小屋の柵にツールドモンブランのコースであることを示す看板を発見。あこがれのTMBにわくわくしてきました。
牧草地を抜けて中腹からコンタミーヌ方向を振り返る。だいぶ登ってきました。
ボンノム峠:Col du Bonhomme
ほのぼのとした牧場から、荒々しい山岳風景に変わってきました。
雪も残っている。ボンノム峠手前はなかなか厳しい登りが続きます。
標高2329mボンノム峠(Col du Bonhomme)に到着。まさにコル=鞍部の形です。写真中央の避難小屋付近は風が抜けて気持ち良く、イタリア側の眺めもいい。ここでお弁当を食べているグループが多かった。自分は食料を持っていないので次の山小屋を目指します。
ボンノム小屋で昼ごはん
標高2443m地点、険しい山岳ルート上にあるBonhommeの山小屋に到着。
フランス語のメニュー表記が読めず、、、無難なパスタを注文。
どっさりカルボナーラ。こんなに険しい場所でもちゃんとした食事があってよかった。
峠越えの後のビール、美味し!
お隣の席だったおじいさんハイカー。スイス側から歩いているのだとか。私の食べていたパスタを見て「美味そうだから俺も注文する!」と、もりもり食べていた。
途中の山小屋で英気を養い、TMBハイカー達はそれぞれ次の目的地を目指します。
Col des Fours:ツールドモンブラン最高地点
Bonhommeの山小屋からさらに登り、Fours峠を越えてMotteの山小屋を目指すバリエーションルートへ。雪が残る季節は危険らしいので注意。Chapieux村に降りるメインルートだと、道路区間が多くなっておもしろくなさそうだったのと、翌日の距離が長くなりそうだったのでこちらのルートを選択しました。景色もこちらの方が良いらしいです。
ツールドモンブラン最高地点2685mのCol des Fours到達です。白く輝くモンブラン(たぶん)と初対面です。
モッテ小屋への下り アイベックスや牛との遭遇
美しいイタリア側の風景を見ながらMotteの山小屋を目指して下っていきます。
昼を過ぎてハイカーが少なくなってきたからか、野生のアイベックスが出てきた!ぞくぞくと。
進んでも進んでも絶景だらけ。「距離は長くなる」とのガイドブックの言葉も、時間も忘れてのんびり写真を撮りながら進む。
目的地の山小屋が全く見えない、、、この時点で16時過ぎだったか、だいぶおそくなったので後から続くハイカーも見えない、、、
牛と氷河しか見えない、、、
本日のお宿:Refuge des Mottets
すっかり遅くなった18時過ぎにようやく本日の宿泊地、Motteの山小屋に到着。
山小屋の夕ご飯は18時から始まるので完全に遅刻だー。(こんなに歩き通しのスケジュールのハイカーはあまりいなくて、欧米のハイカー達は午後早々に宿泊地の山小屋に到着して優雅に過ごしています。ご安心を。)
シャワーを済ませて食堂に入ると、良い気分のハイカー達で大にぎわい。
夕飯の時刻に一人だけ遅刻した私、、、本来は大皿から取り分けて食べるのだけど、個別に出してくれました。前菜はシチューらしきもの?
パンとごはんと、何かのお肉の煮込み。よくわからないけど美味い!
デザートに自家製チーズとプリン。この山小屋の食事も大満足! もともとは牧場だったとのことで、雰囲気のある装飾の多いMotte小屋。
本物のカウベルだー。吹奏楽では木の棒でぶっ叩かれてるところしか見たことがなかった、、、
牛舎を改装したという寝室。ここは大人数の雑魚寝スタイルです。今回の旅の中ではここが一番簡素だったかな、、、でも日中歩いて疲れきってるので、あっという間に就寝。まわりは気になりませんでした。笑
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ツールドモンブラン3日目は、国境越えてフランスからイタリアへ。とても山深く荒々しい風景が広がります。
1日目は、空港からTMBに直行。メインルートを少し外れた山小屋に泊まりました。
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