2016年2月、新婚旅行でニュージーランド南島を旅してきました。
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ハイキング好きの我々カップルが、自然の中を歩くことを中心に組み立てた旅で準備したこと・モノをご紹介します。
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レンタカーでの旅
人口密度がとっても低いニュージーランド。山岳地域や広大な土地に点在する見どころの間を移動しながら旅をするには、レンタカーが良いと思います。日程の自由度が高く、寄り道や長時間の滞在も自在。日本と同じ右ハンドル、左車線で車の数が少なく運転しやすいですよ。国際運転免許証は免許センターで簡単に取得できました。
>TripAdvisor レンタカー情報
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レンタカーの車種にも日本車が多い印象でした。我々はレンタカー代をケチったせいでかなり古い型式の日産・ティーダ(カクカクデザインでエアコンなし!)になってしまいました。長時間過ごすことになるので、ここにはお金を使って新しくて快適な車を借りましょう。
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ガイドブック
日本のサラリーマンの短い休暇で旅を存分に楽しむには、現地の情報をよく知っておくことが重要です。
まずは、個人旅行のための鉄板ガイドブック。現地の宿情報や入場料、街の間の移動時間、各街からアクセスできるハイキングコースなど、かなり細かく掲載されています。どれか1冊選ぶなら間違いなくこれです。2019年版の表紙はアオラキ国立公園の絶景ハイキングコース・フッカーバレートラックです!
新婚旅行なのでラグジュアリーな宿やレストランの情報も入手する必要がありました。ということで定番のこちらです。特に街の観光を楽しむ際には役立ちます。ワイナリーや上質なレストランなど、素敵な写真が多くてワクワクしてきます。こちらも2019年版の表紙はフッカーバレートラックです。
個人的なオススメはこちら。表紙の写真ですでに独特の雰囲気が漂っていますが、日本のガイドブックとは少し違った視点が楽しい海外の定番ガイドブック(英語)です。ほぼ文字なので電子書籍で購入してもいいですね。
航空券
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日本〜ニュージーランド間は、直行便でも約11時間もの長いフライトです。私達は往路:成田~オークランド~クイーンズタウン、復路:クライストチャーチ~オークランド~成田 というルートでニュージーランド航空を利用しました。白黒カラーリングの機体、おもしろ安全ビデオが有名で、世界的にも評価の高いエアラインです。
機内の様子です。紫の照明に最初は驚きましたが、慣れれば落ち着けました。
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カップルや家族はスカイカウチが快適!
エアライン情報の続きですが、ニュージーランド航空にはエコノミークラスの3席分の足元を座敷席のようにフラットにして、一人または二人で利用する「スカイカウチ」というサービスがあります。ごろんと足を投げ出して寛ぐことができます。
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もちろん運賃は追加となるのですが、そこは新婚旅行ということで奮発しました。帰りのフライトで利用したのですが、「全然疲れなかった!」と妻にも大好評でした。赤ちゃん用ベッド(無料貸出)で添い寝できたりもできるようなので、小さいお子さんのいる家族連れやカップルにオススメのサービスです!
ニュージーランド航空の予約サイトで、 スカイカウチが利用可能なフライトは、エコノミー運賃の下に「skycouch™ 搭載」と表示されます。料金と詳細は「座席指定」ページにて確認してみてくださいね。
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宿の予約
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2016年当時、我々はBooking.comを利用して予約しました。ニュージーランドは旅の情報がとても多く、各街の宿も豊富だったので、あまり苦労はしませんでした。今では多様なホテル予約サイトがありますし、さらにトリップアドバイザーのようにそれらを比較してくれるサイトもあるので、日本の宿予約とまったく同じ感覚でリーズナブルな宿が簡単に見つかると思います。
一つ注意は、テカポ湖周辺は星空を見る宿泊地として大人気なようで、なかなか空きがなく、あっても高額だったり、2016年当時は予約がとりにくい印象でした。ルートとして決まっているのなら早めに確保しておくほうがいいでしょう。
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我々のオススメのひとつは、クイーンズタウン〜ワナカ間のカードローナ山にあるカードローナホテルです!
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冬場はスキー場になっているような、かなり辺鄙な場所にありますが、リラックスできるお庭、レストランやバーの雰囲気などこの宿自体を目的地としていい素敵な場所だと思います。
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オススメの宿、もうひとつはアオラキ国立公園のランドマーク、ハーミテージホテルです!
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マウンテンビューの部屋からは、正面にアオラキ山がそびえ立ち、左右にも氷河を抱く山々。窓から見える風景全てが絶景です。
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ニュージーランドの山を歩きたい
我々のニュージーランドの旅の目的は、映画「ロードオブザリング」の世界のような荘厳な自然を体感することでした。そこで、超有名な2つのロングトレイル「ミルフォードトラック」や「ルートバーントラック」を歩きたいと考えました。
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1Dayのツアーもあるようですが、
・せっかくなら山小屋に泊まりながら全行程を体験したい!
・大きな荷物を背負ったり、過酷な思いはしたくない!
ということで探したところ、上記2つのトレイルで食事付きの山小屋に泊まれるのは、その山小屋を運営するUltimate Hikesが主催するガイドツアーだけであることがわかりました。(山行に慣れている方は、キャンプ場や食事無しの山小屋を使って歩く方法もあります)
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お値段は高めでしたが、トレッキング道具の貸し出し、快適な寝室、素敵な食事、世界各国から参加するハイカーたちとの交流などなど、新婚旅行にぴったりのとってもラグジュアリーな山旅を楽しめて大満足でした!
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Ultimate Hikesのツアーの山小屋での食事は、前菜・メイン・デザートのコースが味わえます!
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ハイクのあとのリラックスタイムにはお酒やおやつ(おつまみ?)も!
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ハイキングの装備
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急峻な山々と、その麓に広がる深い森、さらに足元には豊かに水を蓄えている苔、、、ニュージーランドの風景には雨が欠かせません。
ハイキングにおいても、雨や濡れた森の中を歩くものとして想定しておくべきだと思います。
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レインウェアはモンベルがリーズナブルでいいですね。
シューズは防水のミッドカットが安心です。よく整備されたトレイルが多いのでローカットでも良さそうですが、浸水には弱いですね。
私たちは2月にニュージーランドを訪れました。現地の季節は夏とはいえ、山岳地域の朝晩は冷え込みました。小さく収納できる薄手のダウンやフリースが一枚あると良いと思います。
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バックパックは大きめの容量のデイパックをひとつ持っていって私が背負うことでデイハイクでの2人分の荷物を運びました。私たちはニュージーランドのメーカー「macpac」のアドベンチャーレース用軽量デイパック「アンプ25」を愛用していますが、すでに廃盤のようなので、現行モデルをご紹介しておきます。
なお、前述のUltimate Hikesが主催する山小屋泊のツアーでは大きなバックパックをひとつ借りました。
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カメラの選択
旅の思い出を切り取るカメラの準備も重要です。私たちの今回の旅では、Canonの初代ミラーレスカメラ「eos M」をメインで利用していました。記事を書いている2019年現在の最新機種はこちらです。
ただ、ミラーレスカメラはレンズ交換が面倒なのと、荷物が大きくなって大変だったで、このニュージーランド旅以降ではハイエンドのコンパクトカメラのなかでも小型軽量のCanon 「Powershot G9」を愛用しています。
記事にときどき登場する360°写真はリコーの全天球カメラ「Theta S」で撮影しました。
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最新機種はTheta Vです。Thetaシリーズは直接手に持ってシャッターを押すと、自分の手が大きく写り込んでしまうので工夫が必要です。自撮り棒+Bluetoothでシャッターを押すときれいな360°写真になりますよ。
いかがでしたか? この記事を読んでくださった皆様は、今まさにニュージーランド旅行を計画しているところかと思いますが、ぜひ、美しい大自然の中をたくさん歩いてみてくださいね。
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